大人の渋谷『のんべい横丁』に行ってきた。
2018年1月22日
興味はあるけど一人じゃなかなか行けないところがある。
女子♥プロハート研究所スタッフが、ネットワークとフットワークを使ってそんな場所に行ってみた!『行ってみたい!をやってみた♥』のシリーズが始まります。
記念すべき第一回目は、渋谷の『のんべい横丁』若者でごった返す渋谷109のほど近く...。今や外国人観光客の人気スポットにもなっている『のんべい横丁』。こんなノスタルジックな渋谷があることご存知でしたか?まさにまさに...人気ドラマシリーズ『深夜食堂』そのままの世界。夜の帳が降りる頃、出かけてみました...。
会社を5時半でダッシュで飛び出し渋谷へGO!『のんべい横丁』はどのお店も5・6人入れば満席になってしまうので、『気合い』と『タイミング』がものをいう。
渋谷スクランブル交差点のすぐ脇の細い路地を入ると、『ノスタルジックな渋谷』が顔を出す。
渋谷って奥が深すぎる。若者が知らない『渋谷』かっこいいぜ!
日が暮れかかる渋谷...。スクランブル交差点のすぐ近くにこんな風景があるのご存知でしたか?
提灯なんて今や『夏祭り』にしかなかなか見ないアイテムに誘われて、奥に入っていく本日取材担当のReiko。ガイドブック片手に外国人観光客がキョロキョロと周りを見渡す姿があちこちに・・・。
本日お邪魔する私たちの業界(広告)では有名な『紫水』さんを探す。細い路地の両脇に、びっしりと小さなお店が並んでいるところを歩くと...。
まるで『映画のセット』のような雰囲気。本日のドラマの始まりです。そう、俳優・小林薫さんがやっていた人気ドラマ『深夜食堂』そのままの世界が広がっていました。
ドキドキしながら引き戸を開けると、『いらっしゃい』と手を動かしながらも優しい声で迎えてくれるマスター。
実は私たちもお世話になっている有名なCM監督さんなんです。忙しい毎日なのに、夕方から『紫水』を切り盛りされているなんてスゴイ!でもそれには、理由があったのです。(それは、後述)
メニューも手書き♥これは、先代のママの時代から同じ。
普通飲み屋さんにいくとまずは飲み物を注文しますが、初めて来た人は必ず「わ〜」と小さなお店をキョロキョロと見回すらしい。
そりゃ〜そうですよ。全てがドラマのセットのようなノスタルジックな雰囲気。狭い分お隣のお客さんと否が応でも、「会話」が始まる。普段体験しない距離感。
もっと狭いカウンターの中にいるマスターを中心に、「政治の話」「たわいもない日常の話」「仕事の話」...。
なんでしょう...このおかえりなさい感!
私のような新参者にも暖かく出迎えてくれるマスター&常連のお客さんたち...。
下戸でも大丈夫。ここは『人肌』を感じ『会話』を楽しむところ。美味しい『ツマミ』をツマミに初めましてのご挨拶。
どう見ても大酒飲みに見える取材担当のReikoですが、実は全くの下戸。こういうところって、実はお酒が飲めない私には敷居が高いのです。お酒が飲めてナンボな雰囲気があるお店が多いので...。
ところがどっこい!『紫水』は違いました!お酒が飲めないのならジンジャエールで充分。誰にも強要されることなく、好きなの飲み物と美味しい料理を注文できる。
もう〜『お通し』からしてコレ!(下の写真)上に乗ってる緑の奴がもう・・センスでてますよね♥さすがCMの監督さん美意識!一皿の中にひと作品。
開店と同時にお邪魔したにもかかわらず、席はもう満席。何人かのお客様は、「ごめんね〜もちょっとしたら顔だしてよ」とマスターに促される。その中にはお客様に外国人観光客の多いこと多いこと!
取材中も、一人で韓国の留学生の男の子がガイドブック片手に座っていました。もちろん初めて一人できたそうです。すぐに周りのお客さんが話しかけてあっという間にカタコトの日本語と知ってる限りの韓国語が飛び交う(笑)
飲めないReikoはどうしても「食い」に走る傾向が...。
まずは、あれば必ず頼む卵焼きを注文。見て!見て!お母さんが作ってくれるフッカフカなやつ〜〜〜♥♥そして、お酒は飲めなくても酒のツマミ的なものをパクパクいただく・・・。
銀座中のジンジャエールを一晩で飲み尽くした伝説があるReikoなので、本日も辛口ジンジャエール片手にいただくお料理。
常連さんは皆、他のお客さんのことも考え少し経つとすっと消えていく人も・・・。でも不思議!第2ラウンドとして戻ってくる人も多い(笑)自分だけで狭い店内を独り占めしない優しさまで存在している渋谷がここにある。
この『のんべい横丁」には多種多様なお店が約40軒ほどひしめいていますが、本当に一軒一軒が個性的。真っ赤な壁のお店があるかと思えば、路地に靴が出ている(店内土足厳禁なんでしょうね)のお店も!
マスターの古野さん。大好きな『紫水』のため立ち上がる。
常連さんみんなで守る、愛されてた『先代のママ』のために・・・
紹介が遅くなりましたが、この方がマスターの古野さん。静かな佇まいの中に大人の余裕が。広告業界が本業だけあってお料理も魅せ方も一味違います。
店内の壁に自画像?的な似顔絵も...(笑)新参者でも優しく包んで下さる雰囲気に女性でも安心して素敵な時間が過ごせます。
もともとは常連さんだったマスターの古野さんが、このお店を切り盛りするようになったのは
『紫水』の看板ママがご病気で他界されたから。
皆の心の食堂だった『紫水のママ』が旅立たれて、常連さんが集まった時にこの素敵なお店を誰が守っていくか...。と言う話の時に『紫水愛』と『男気』を見せてくださったのが古野マスターだそうです。もちろん本業もありますから、時にはピンチヒッターも登場します。
時にはイタリアンのシェフが助っ人でカウンターに立つことも...。常連さんたちが皆でママの『紫水』を守ってくれています。
ほんの数回通わせてもらっただけの新参者のReikoですが、私がお邪魔した時も必ず『ママ』の話が出ます。
皆のお母さんのように『美味しいお料理』と『お酒』で迎えてくれたママ。きっとお店のどこかでみんなを微笑みながら見てるのを、常連さんは感じているのかもしれません。
小学校以来!大人のお店のタコさんウインナー♥
メニューを見た時から気になっていた『タコさんウインナー』。見てくださいこのシズル感♥♥♥
このウインナー達もきっと幸せ者ですよね。こんなに可愛い『タコさん』にされて・・・。
しかも、お皿に全員起立!!してやってきます(笑)こんなに微笑ましいのは、なんとなくマスターの古野さんのお人柄が垣間見えるから?
そして、今日一番の感動モノがコチラ!!!
これはすぐに家でも真似できる一品。それにしても素敵な彩り・・さすが監督!!
あっという間に、辛口ジンジャエールでいただく私...。これ本当にオススメです。一緒に行った女子は、ビール、日本酒...美味しいおつまみ相手にしっぽりと『ほろ酔い』状態に。こういう時にしみじみ想う「あ〜お酒が飲めたら、本当に楽しいだろうな〜」と。美味しいお酒とお料理...。その組み合わせだけは私が一生体験できないものなんだろうな〜...。
若い子の街『SHIBUYA』もいいけれど、タイムスリップしたような『渋谷』も是非体験していただきたい。どの店も実は入ってみるとアットホームなお店がとっても多い。
それでもやっぱり...ちょこっと敷居が高いなと感じたら『紫水』を探してみて!無口だけど、優しいマスター古野さんが待っててくれます♥
2018年のインスタの人気キーワードは『地味めし』&『横丁めし』だそうです。ますます人気の気配の『のんべい横丁』目が離せません。
『行ってみたい!をやってみた♥』続々と体験中。
次回は、『日帰り韓国旅行に大挑戦!』お楽しみに。
取材/撮影 Reiko
ライター Reiko
編集・デザイン協力 Miyako