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資格女子の本音インタビュー

2017年12月18日

何か新しいことを始める気持ちになる新年。あなたは何にチャレンジしてみたいですか?

新たな世界を広げるきっかけとして、資格を取得したいな。という方も多いはず!ということで、女子♡プロ ハート研究所では2018年に「取りたい資格」「気になる資格」についてアンケートを実施しました。
(アンケート結果は、ユーキャンの「マナトピ」にて公開中です!こちらとあわせてお楽しみください♪)

そしてこちらでは、実際に資格をいくつも取得している「資格女子」の会員さん2名に突撃インタビュー!
どんなキッカケで?勉強はいつやっているの?など、本音で語っていただきました♡

1人目の「資格女子」インタビューは、50歳で「保育士」の資格試験に挑戦中のこちらの会員さんです!

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<石川美幸さん(50)>
2児の母。保育園用務員(臨時職員)保育士試験を今年受験し7科目に合格。来年4月に2回目の挑戦のため現在も勉強中。特技は空手(茶帯取得)

50歳で突然の挑戦。勤務先の保育園の園長先生が背中を押してくれました。

ー 50歳で国家試験。しかも9教科も試験科目がある「保育士」の資格とは、すごいバイタリティですね。

突然だったんです。10年間、保育園用務員(臨時職員)をしていて、子どもに囲まれているのが好きだし得意なことだったので、楽しく仕事をしていました。

ー それがなぜ「国家資格」に挑戦したのでしょうか?

勤め先の保育園の園長先生が勧めてくださいました。「ここまで働いてきたんだし、子どもにも好かれているし、決して簡単ではないけれど『保育士』に挑戦してみたら?」と。
この年齢になると、気づくと『できない事』を数えるようになるんですね。そんな中で『挑戦』『勉強』という言葉がとても新鮮で...(笑)

ー 保育園用務員というお仕事はどんな内容ですか?

保育園なので本当になんでもやります。いらない布をもらってきてテントを作ったり、洗濯、繕い物、子どもたちのおもちゃを手作りしたり...。
今ハマっているのは、花壇での「お野菜作り」です。子どもたちと少しながら収穫もしています。

ー それって保育士さんのようなお仕事なのでは?

それは全然違います(苦笑)先生たちが保育に専念できるように、それ以外の雑務を一手に引き受けている感じです。力仕事も多いですから!
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ワーキングマザーならでは!勉強時間は「15分の積み重ね」

そんな大変なお仕事をしながら家庭の事もして、勉強時間はどう作ったのでしょうか?

勉強時間というのは作れません。15分とかの積み重ねで『ちりつも勉強』です(笑)
通勤のバスの中、夕飯の煮物を作りながらキッチンで、いつものおやつタイムにもテキストを持ち込んで...。チリも積もれば、1日2時間くらいになったんです。
この年齢になると『横文字』が頭に入ってこない。気になる言葉は、紙に書いてポケットに入れておいて時間のある時に調べる。1日2〜3個は新しい言葉を頭に叩き込むつもりで...(苦笑)
時間が無限にある学生時代だったら、逆にこんなに勉強しなかったかも。実は私、勉強は嫌いだったのですが「資格」になると俄然張り切っちゃうんです!(笑)
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ー 他にどんな資格をお持ちですか?

歯科助手・ペン習字3級・商業英語2級・日商簿記3級・神奈川県子育て支援員...目標のある勉強は嫌いじゃなかったので。でも、園長先生から勧められた時は、国家試験まであと2ヶ月半という時で!しかも「保育士」の試験って9教科もあるんです!でもなぜかスイッチが入っちゃって...。大学生の娘が「お母さんやってみたら?」と。ここで落ちたら恥ずかしいなと...(苦笑)
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ー 試験会場はやはり、若い人たちばかりですか?

それが、私くらい世代の人が多くてびっくり!なんだか嬉しくなりました!子育てがある程度終わって、自分の人生の再チャレンジという感じでしょうか?みんな年齢に負けず『挑戦』してる!私も挑戦して良かったと思いましたね。50代だってまだまだいけるんだぞ!って(笑)
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子育て経験がスキルになる仕事。年齢を重ねても広がる仕事。

たった2ヶ月半の勉強期間。保育士資格の現在の状況を教えてください。

今現在、9教科中7教科合格しています。1度合格した教科は3年間有効なんです。1年に2回しか試験のチャンスがないので、やはり『ちりつも勉強』の毎日です。勉強しながら園長先生がおっしゃっていたことを毎日思い出します。「保育の仕事は子育ての経験がスキルになる。これからの時代、保育園だけでなく子どもの保育現場はもっと広がっていく。そして、年齢を重ねても広げていける仕事です。」と...。

保育園にいると感じるのは、若くて元気な先生たちも保育の現場には本当に必要で、さらに実体験で子どもを育てたことのある年配の先生がいることもとても大切ということ。それと、保育は子どもをみるだけでなく親御さんとの信頼関係も本当に大切なので、初めての子育てで悩んでいるお母さんたちに「うちの息子もこうだったよ~。でもちゃんと育ってるから!」とか、実体験をもとにお話できることも若い人にはないスキルかなと。

試験勉強中も、ただただ暗記というのはほとんどしませんでした。子育ての時を思い出し、一つ一つ理解していくという方法。理解したものは忘れづらいですから。あと2教科次の試験でしっかり合格したいと思っています!
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続いて「資格女子」2 人目のインタビュー!

若くして起業し、世の中の動行と自分の目標を照らし合わせて「あらたな資格」を取得中の会員さんです。

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<柳沼亜希美さん(30)>
Nai salon PRESSのオーナー。早い!安い!うまい!をモットーに、クラシカルから最先端のデザインのネイルまで幅広く提案。来年からはネイルだけでなくフットケアも取り入れ、よりメニューを拡大中♡

26歳で独立を決意。資金繰り・不動産探し...全てが初めての経験でした。

ー 26歳で独立。一般的にはとても早く感じますが。

20歳でネイリストになり、23歳でJNA日本ネイリスト技能1級検定に合格しました。それを機に『銀座』で勝負しようと大手ネイルサロンに務めました。でも、何となくの違和感を感じていて...「もっと自分流のおもてなしをしたい」と思うようになり、それには独立しかない!と決めました。

ー リスクの伴う起業。初期費用や経営の見通しはたっていたのですか?

銀座のお店では『指名ナンバー1』だったので(笑)お客様も、お店ではなく「私」についてきてくださると信じていました。資金面は税理士さんと一緒に作った資料をもとに「日本金融公庫」に面接に行ったりして、ただ『ネイル』のことだけを考えていれば良い訳ではなくなりました...(苦笑)
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『これからの日本』と『自分の夢』の融合!?道のりは平坦ではないけれど・・・

ー そんなネイルサロン経営が軌道に乗った今、なぜ『終活アドバイザー』を目指そうと思ったのですか?

日本の社会は、2025年に3分の1が60代になるといわれています。その半分はもちろん「女性」です。ネイル業界をみるとサロンは飽和状態に近く、その中でどうやって自分の理想に近い『美』の提供をしていくか...と考えたんです。
最近の年を召した方の「オシャレ」はとても素敵ですが、まだネイルまで楽しまれている方は少なく感じます。指先という自分で客観的に見える部分が綺麗だと気持ちももっと上向きになるはずと思うんです。そして、ネイルの施術はお客様とお話しながらさせていただくことが多く、気づくと「結構、密なお話」になっていることが多いんです。その2つをうまく組み合わせられないかなと。
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『ネイル』と『終活』は真逆の世界!? でも人の心の動線を考えると、遠い世界ではないと思います。

ー 『終活アドバイザー』とは、具体的にはどういうことをする人なのですか?

私なりの理解では、ご本人(高齢者)のお話を聞きながら人生の希望に添えるよう、時には『専門家』のご紹介も含め、より豊かに人生を送れるようにサポートする仕事だと思っています。
高齢者の方へのネイルの施術中に、心配事や家族にもなかなか言えない「遺産」「お墓」「葬儀」「医療介護」などの本音をお聞きしながら、必要としている専門家(例えば弁護士・心理カウンセラー・ケアマネージャーなど)にスムーズにコネクトできないかな?と最終的には考えています
夢は、老人会や老人ホームなどに『出張ネイル』で出向いて、指先も美しく心も軽くが目標です。が、大切な「心」というセンシティブなお話なので、若輩者の私にはまだまだ勉強勉強!の毎日です。

ー たった一人で「ネイルサロン」を切り盛りしながら、資格の勉強は大変ではありませんか?

『大変な事』と『気が楽な事』両面あります。いい時も悪い時も、責任は全て自分ですから。自分の意思で取ろうときめた「資格」なので、学校の勉強みたいに嫌ではありません(笑)テキストの自宅学習が主で自分のタイミングで勉強ができるので、私のような職業にはありがたいです。
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自分のエンディングノートを作る。わかっているはずの『自分の人生』でも大変な作業でした。

ー 実際どのような勉強をするのですか?

一番大変だったのは『自分のエンディングノート』を製作する事でした。まだ30年しか生きていない私でも『自分年表』を書き、保険や財産その他、自分の人生の全てを客観的に見つめる作業。実は、これとっても大変なんです!
『過去の自分』の人生を見ながら、『今の自分』そして『未来の自分』の人生をデザインする。人様の人生に伴走させていただく『終活アドバイザー』ですから、まず自分の人生の設計はできないと...なんですが(苦笑)

ー どのような人が「終活アドバイザー」に向いていると思いますか?

う~ん、人が好きな人ですかね(笑)職業的にはやはり「供養業」の方や「保険関係」の方なんでしょうけど。
お年を召した方のご意向をきちんと聞いて差し上げられる度量と信頼関係ができるには「コミュニケーション能力」「深く大きな心」が必要だと思います。私もまだまだ勉強の途中です。

現状にとどまっていることが嫌い。興味のあることにどんどん挑戦していきたい。

ー 昔から勉強が好きなのですか?

興味のある事には、ガッツを出すタイプでした(笑)現状にとどまっているのが嫌いなタイプみたいで...。ネイルのデザインも本当にめまぐるしく流行が変わりますし、お客様を回す事だけを考えているとすぐに流行遅れのネイルサロンになってしまう。
常に「情報をキャッチして、アウトプットしていく」ネイルも日々勉強なんです。しかも、ゴールのない勉強(笑)終活アドバイザーも同じなんです。資格が取れたから「はい!終わり」ではなく、そこからスタートです。
特に、『ネイル』と『終活アドバイザー』の組み合わせが世の中的には珍しいらしく、ご理解いただけるまでにまだ時間がかかるかもしれません。でも、それは自分のスキルを上げる時間に費やすつもりです。
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ー 最後に、ネイリストさんって『黒い服に黒いエプロン』の方が多いですが、意味はあるのですか?

黒子だからです。あくまで主役は『お客様』で私たちネイリストは『主役』を輝かせる黒子に徹するという意味だと、私は思っています。
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Nail salon PRESSのサイトはこちら

世代の違う2人の「資格女子」による本音インタビュー、いかがでしたでしょうか。
「資格」というと、学校や仕事で必要に迫られ...といったイメージでしたが、資格の勉強を通して前向きに夢を前進させているお二人のインタビューから、資格取得とは自分の人生のために積極的に取り組んでいくものなんだ!と、教えられました。

また世代別に取りたい資格について調査した「資格アンケート」の結果も、とても興味深いものとなっています!
こちらも是非合わせてお楽しみください。
→ユーキャン「マナトピ」の記事へ

女子♡プロ ハート研究所では、今後も皆さんの「気になる本音」を次々とレポートしていきたいと思います♥

企画・ライター Reiko
写真 Reiko Yuriya
画像編集・校正協力 Chiharu





















































































































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